青山霊園のまめ知識 | 自然
青山霊園には、サクラ並木やアカマツなど大きな樹木が多いのが特徴となっています。緑に囲まれた霊園には、12万人余の御霊が眠っています。現在、青山霊園は東京都の所管となっています。面積は約26万平方メートルですが、会津藩出身の桐生氏が開いた現在の附属立山墓地が始まりとされ、隣接してのちの青山霊園への造成へと至っています。その後、桐生氏は当時の東京府に土地所有権を無償で供与し代々立山墓地の管理に携わっていました。
2008年3月で東京都による使用料未払いによる無縁仏への墳墓改装、それに伴なう公園型霊園開発の理由、近年の段階的な賃貸料増額も絡まって管理の更新を断られ、先祖開拓以来の土地を離れることになったそうです。青山霊園は、明治7年の開設以来、ほとんど手を加えず維持してきましたから、園内にはさまざまな自然の息吹を感じることができます。
400本以上というソメイヨシノなどの桜の木の他にも、ケヤキや梅などの古木が堂々と枝を張り、コゲラ、メジロ、あるいはツグミといった野鳥も生息しています。これだけの樹の植生ですから、夏には蝉の大群、夕方からはコウモリが飛び交っているそうです。青山霊園には、乃木希典の墓所があります。乃木大将と言うほうが分かりやすいかもしれませんが、1849年に生まれ、日清、日露の戦争で数々の戦功を上げています。乃木大将は、他の将官と違って省部経験・政治経験がほとんどなく、軍人としての生涯の多くを司令官として過しています。
また、明治天皇の後を追った乃木夫妻の殉死は、当時の日本国民に多大な衝撃を与えました。高潔な人格者として国民の模範と称えられ、山口県、栃木県、東京都、北海道など、複数の地に乃木を祀った乃木神社があります。公園墓地にお墓を建てたいという人が多くなってきたことにより、公園墓地の空きが少なくなっているという状況が続いているようです。公園墓地としましては、東京都所管の青山霊園や多磨霊園などはかなりの人気があります。
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